インターネット囲碁サロン概要とルール

1.囲碁ソフトの起動
  インターネット囲碁サロンとは、インターネットWebサーバを介して、囲碁対局を行うシス
  テムです。(LANのネットワーク上のみのシステムもあります。)
  各囲碁ソフトのインストールについは、Readmeをご覧ください。基本的な囲碁サロンの
  動作は、フリー、シェア版とも同様ですのサロンシステムの概要およびルールを説明します。

  ・*T−1,T−2、L−1 は、[スタート] [プログラム]メニューより起動します。
  ・Web版は囲碁サロンURL、またはローカルファイル(XPの場合)からActiveXDocuments
   をファイルロードしIE上に表示します。
                             *シェアウエア

    次の画面が表示されます。(Web版はIEブラウザ画面のなかに表示)
    (注)L-1の場合は、画面が一部異なりますので操作はL-1のヘルプを参照して下さい。

    

    ・「接続」ボタンをクリックします。「エントリー」ボタンが動作可能となります。
    ・自分の「名前登録」テキストボックスに適当に(漢字8字/英数16字以内)で適当
     (例 Taro)に入力します。
    ・「申告棋力」リストボックスから自分の棋力(6級〜5段)を選択します。
    ・「エントリー」ボタンをクリックすると、もし囲碁サロンサーバ上に対局相手がいれば
     状態が 「待機」から「相手あり」に移り(3〜6秒程度かかる)、対局待ちの相手リスト
     (名前と棋力)が表示されます。「対局希望」ボタンが動作可能
     (Web版とシェアウエアT-1,2ではデフォルトの接続先が異なりますので注意
    ・「会話履歴」リストボックスに自分の名前「S:Taro」と表示され、R:登録済み と
     表示されます。
    ・なかなか相手が現れないときは、電話とか予めメール等で連絡をとって、時間を
     合わせて(10分以内)でエントリーして下さい。この場合は「切断」ボタンを押して
     からまた接続からやり直してください。
    ・相手リストが、上のリストボックスに表示された状態で、対局したい相手をクリック
     すると、その部分の色が変わりますので「対局希望」ボタンをクリックします。
    ・相手の名前と棋力が、下部のテキストボックスに表示され「会話履歴」に名前が
     表示されれば、対局相手との交信が可能な状態になり、対局条件のネゴシエー
     ション状態に入ります。

   (注)ヘルプの利用(シェアウエアのみ可)
     ヘルプには本囲碁サロンソフトの操作について詳細がかかれています。
     ヘルプを開くには画面右上の「ヘルプ」のラベルをクリックすれば表示されます。
     

2.対局条件のネゴシエーションと対局開始
    対局者同士の棋力により、ハンディ条件を最初にとり決める必要があります。
    置石を置く場合、黒番か白番か、コンピュータによるニギリ(互先)は、対局を
    申し込んだ側(「対局希望」ボタンを先にクリックした側)が、主導権をとって
    申し入れを行い、相手側はそれにたいする応答メッセージを返すか、「了解」
    ボタンを押すかして条件を決定します。(詳細はヘルプ参照)
    ・ルール1 ネゴシエーションは 申し込んだ側から始める
    ・ルール2 会話は必ず交互におこない、相手からのメッセージに対し必ず応答
           を返さなければならない。応答は「コメント」リストバックスの中から
           適当なメッセージを選んで「Msg送信」ボタンをクリックするか「了解」
           ボタンをクリックする事で対応する。
         対応メッセージ(必ず選択してから送信して下さい)
           なし
           了解  「了解」ボタンとは異なります.
           ハンディ あげる
                 下げる
           時間設定 行う   (時間設定は シェアウエアのみ可)
    ・ルール3 一旦「了解」ボタンをクリックすると、対局条件は確定され元に戻す
           ことは出来ない。
     条件を申し込まれた側が、「了解」ボタンをクリックすると、双方の「対局開始」
     ボタンが動作可となり、対局開始の準備が終了します。
     「対局開始」ボタンをクリックすると、画面が変わり対局開始のダイヤログが表示
     されますので対局にはいります。

     (注)Web版の場合、ここで警告メッセージが表示される場合がありますが、気にせ
       ず「開く」で次にすすみます。(特にXPの場合)

3.対局
    「対局開始」ボタンをクリックすると、下記の画面が表示されるとともに、「開始
    します」のダイヤログが表示され対局状態に入ります。先のネゴシエーション
    で、持ち時間の設定を行った場合はここで「時間セット」のボタンを押して
    下さい。持ち時間は各々10分それを過ぎると一手30秒の秒読み(NHK早碁
    選手権ルール)に設定されていますが、双方の事前打ち合わせで(本ソフト
    では、この設定内容の打ち合わせ機能はありませんのでメール等で連絡
    し合ってください。または予約掲示板利用)、設定時間を伸ばすことも可能です。
    (Web版の場合IEブラウザ画面の中に表示される)

    (注)一旦対局相手が確定したら、勝敗決定の処理を終えるまで、ウインドウ
    の右上にある×中止ボタンを絶対に(緊急時を除く)押さないようにして
    下さい。サーバ側との同期がずれてしまいサーバ側での退室処理が出来なく
    なります。初期画面(最初の対局準備画面)に戻ってから終えるように
    して下さい。

    

   (1)初期画面
     対局条件ネゴシエーションで決めた置石や先番が決定され画面に表示されます。
     上記は黒の先番(枠が緑の方)で始まる互戦の場合です。
   (2)打ち石
      右の中ほどにある情報のテキストボックス(メッセージボックスも兼ねています)
      に手番(例あなたの手番です)が表示されますので、碁盤のマス目の交点近辺に
      石を打つつもりで、マウスでクリックしてしてください。打ち石が表示されるとともに
      対局相手の碁盤にも打ち石が表示されます。直前に打った石は、石の中に赤丸
      が表示されます。(既に打ち石のあるところへは当然打てません)
      ・ルール4 原則日本棋院のルール(判定は別)にのっとり行われます。
   (3)取石
      アタリされて捕獲された石は、自動的に画面から抹消されアゲハマとしてゴケ
      (黒、白双方のハマ石のテキストボックス)にその数が加算されて表示されます。
      例えば黒番側 の ハマ石 は 相手白石の取り数を示します。相手側も同様の
      結果が表示されます。
   (4)コウ
      当然コウのルールでコウダテを打った後でしか、打てませんがこれをやらずに
      コウを取ると即反則負けをなって対局終了となります。
   (5)終局処理
      終局は以下の時点で発生します。
      ・反則負け  コウ等の反則負け
      ・時間切れ負け(持ち時間をセットした場合)
      ・投了     メッセージリストボックスの「負けました」を選択し「Msg送信」ボタン
               をクリックします。
      ・作り碁    まず手番となった側から終局の申し入れを行います。
             手順  メッセージリストボックスの「終局にします」を選択し「Msg
                送信」ボタンをクリックします。
                相手側は了解であれば、メッセージリストボックスから「了解」を
                選択し、「Msg送信」ボタンをクリックします。
                まだ続行したい場合は「続行します」を選択し「Msg送信」をクリ
                ックし対局を続けます。
        ルール5  終局申し入れは自分の手番のとき行います。
                申し入れられた側は必ず回答をかえします。
                反則負け(自動判断)、投了の場合は即終局となります。
      ・終局処理   作り碁の場合、終局を申し入れた側がすべて終局処理を行い
                ます。「終局にします」を送信し相手から「了解」のメッセージ
                を受信すると「終局処理」ボタンが動作可となります。
                この「終局処理」ボタンをクリックすると、「ダメ詰め」「ハマ詰め」
                「並び替え」のラジオボタンが操作可能となり終局処理に入り
                ます。この場合相手は「碁盤の作り変えを行います」のメッセージ
                が送信され相手の終局処理の進行を監視する側となります。
      ・ダメ詰め    「ダメ詰め」ボタンをクリックするとダメ詰めが可能となります。
                相手方にはダメ詰め開始メッセージが送られます。
                通常の対局のように交互に石が打たれますが、取石は自動的
                には行われません。これはあとの並べ替えで処理して下さい。
                (直前の石も特に表示されませんので注意してください)
      ・ハマ詰め    ダメ詰めを終えると、ハマ石を埋める作業に入ります。
                「ハマ詰め」をクリックします。相手にはメッセージが送られ、
                ハマ詰めが可能となります。相手のアゲハマを埋めるには、例え
                ば黒石を埋める場合は、白番 ハマ石のラベルをクリックすると
                その部分が凹みますので、黒地の埋めたい部分をクリックする
                と黒石が埋まりハマ石の数が一つ減ります。これを全てのハマ
                石が0になるまで続けます。
                *「地計算」機能(シェアウエアのみ)を使って、この時点で地の
                計算を行うことができます。
      ・並び替え   最後に集計をするための並び替えを行います。「並び替え」を
                クリックすると相手にメッセージが送られ並び替えが可能となり
                ます。並び替えたい石をドラッグアンドドロップ(マウスボタンを
               押したまま移動する)して適切な場所に石を移動します。
               (途中でマウスボタンを離さないよう注意して下さい。相手
                盤面の表示が操作側と異なる場合があります。)

       上記操作がすべて終わった時点で黒白の地を計算し、勝敗の判定を行います。
       その結果をメッセージ(石数と黒または白の勝ち)を入力し、相手に送信します。
       ジゴの場合は石数を0目として送信します。勝敗は一応ここでは白勝ちとしますが
       当事者同士で予め決めておいてもかまいません。

       ルール6   終局処理は申入れた側ですべて行う。結果はメッセージで相手に
                送信する。

       上記の勝敗結果が相手に送信され、問題なければ相手は 「了解」のメッセージ
       が返り対局が終わります。もし勝敗結果に異存があれば 「再度チェックをお願い
       します」のメッセージを返し送信側は再度結果を返します。以上で終了となりますが
       実際の終了は、双方が「戻る」ボタン(または「登録」ボタンを押した時点で行われ
       ますので最後にお互いの挨拶「有難う御座いました」等を送ることができます。